2013年7月30日火曜日

ローゼンメイデン 第四話

早いもので、もう四話目となった。
今回は、目覚めた真紅が現実世界でいろいろとやる話がアニメ化された。
真紅の話し方は旧アニメ準拠かと思ったが、要所要所で「だわ」が出てきたのが好印象だ。沢城みゆきさんの声で「だわ」が聞ける日が来るとは思わなかった。
一日留守番して、アパートの中を見て回る真紅。小さいやつが、人間大の生活空間に居ると、小ささがより強調されてとてもかわいく見える。真紅などは、格好がフリフリの服なものだから、異物感が余計に強調され、なんとも愛らしい。ローゼンメイデンの魅力の一つだ。
人間の生きる世界は、ローゼンメイデンたちには大きすぎるわけだが、今回は留守番中に電気がつけられない等の、小さいがゆえの難点も出てきた。漫画で読んでる時には気づかなかったことだが、BIRZで連載していたときは、常に家の中にジュンがいたので、こんなシチュエーションはありえなかったわけである。
しかし、やはり今日一番輝いていたのは、ジュンの靴を履こうとする真紅であろう。あれは可愛い。あんな人形が欲しい、と思わせるような、すごく愛らしい姿であった。リュックに入れて買い物に連れて行ったりというようなシーンもすごく可愛かった。猫との因縁は、果たしてこちらのアニメでは明かされる日が来るのであろうか?
斉藤さんも登場し、今回も女子力を魅せつけてくれた。単車で駆けて行く姿もなんと麗しいことか。ジュンが斉藤さんの舞台で使う衣装の素材を見繕い、その才能の片鱗を発揮すると同時に、表情も少しずつ明るくなり始めた。ローゼンメイデンが来て、ジュンもまた変わっていくわけだが、実は、これは決して真紅が彼を変えたのではない。寧ろ、ジュンは自分自身が変わろうとしたからこそ、真紅を完成させることができたのである。そう考えれば、ジュンが変わるキッカケとなった斉藤さんは、やはり偉大な人だと思う。
最後に雪華綺晶が現れ、今後の戦いを予感させた所で今回は終了。しかし、雪華綺晶との戦いの前に、まだまだいろいろあるのだ。次回はそのいろいろの一つとして、水銀燈が現れる。旧アニメでも、BIRZ時代の原作でも見せることが無かった姿を見せてくれる水銀燈だが、ついにあのシーンやこのシーンがアニメになるのかと思うと興奮が冷めない。
エンドカードは水銀燈と金糸雀。最初の二体は、金と銀で、鳥モチーフだ。次の二体は双子で宝石モチーフ。ローゼンメイデンは、作られた時期がかなり開いているものもあると説明されていたが、ここまでの四体は割りと近い間隔で作られているだろう。そして、名前に色が入らなくなった雛苺と雪華綺晶は、間を空けて作られた二体と思われる。そうなると、真紅は、名前に色を入れた一つのシリーズの終着であり、対となるモチーフを持ったドールが存在しないシリーズの起点とも言える、非常に特別なドールなのかも知れない。

今日は、自分の大学の院試まで、残り一週間という日だ。この時点で、残り一週間を切っている。
水銀燈の復活を目の当たりにするのは、院試が終わった日の夜である。
明るい気分で、彼女の復活に立ち会えるよう、残り少ない日々を頑張りたいと思う。



 
今回は、雪華綺晶を描いた。前回が手抜き気味になったので、今回は少し頑張って描いてみたのだが、今回ちょうどアニメで出てきた雪華綺晶をみてみると、前髪がかなり違っていた。記憶だけに頼るのはよくないようだ。
あと、せっかく第4話ということで、前回のリベンジを兼ねて蒼星石を描くのもアリだったかもしれない。まあ、今回はよく描けたと思うので、良かったとしよう。

2013年7月23日火曜日

ローゼンメイデン 第三話

今回は、真紅が目覚めるところまでがアニメ化された。
また、ジュンの過去、梅岡先生の失態もアニメで語られた。あのシーンは、この物語を観る上では欠かすことのできない部分だと思うので、アニメにはなると思っていた。旧アニメがやっていた頃は、あのシーンのおかげで、梅岡先生が蛇蝎のごとく嫌われて、ヤングジャンプ版の店長みたいな扱いをファンから受けていたのを思い出す。
大量の足と頭の中から真紅のそれを見つけ出すシーンに、次元を超えたジュンと真紅の絆を感じたものであるが、原作でのこの後の展開を考えると、ジュンはいろいろなドールと絆を繋げているスケコマシのように思えてくるから不思議である。
ここからバトル漫画的要素がだんだんと増えて、少しずつ戦いがメインのストーリーにシフトしていくわけであるが、三話でここまでとなると、ひょっとして2クールだったりするのだろうか。1クールだと、どうも中途半端なところで終わってしまいそうな気がするのだ。
今後はジュンの鬱鬱とした現実だけでなく、可愛らしいローゼンメイデン達の生活や、斉藤さんとの明るい絡み、迫力のあるバトルの映像等も増えてくるだろうから、楽しみだ。

ところで、今日、小説のツヴァイリンゲを購入した。読む用と保存用で二冊。結局どちらも保存するのであるが、どうしても二冊買いたかったのだ。
同時発売の9巻の方は、発売日に買った。表紙は水銀燈であったわけだが、今回の提供バックイラストも水銀燈。真紅の腕を持った怪しげな姿が描かれていたが、雪華綺晶が登場してから、どうも水銀燈は脅威という感じがしなくなって、ヤンジャンでは完全にその感覚が消えてしまった愛されキャラになってしまった。旧アニメの頃に同人で描かれていたキャラに近いかもしれない。
もうすぐ水銀燈も登場するはずなので、楽しみである。

今日は、翠星石と蒼星石を描いた。ツヴァイリンゲを購入したということで描いたのだが、実は今日が放送日ということも忘れていたし、絵を描くのも忘れていた。慌てて描いたので購入の購の字が間違っているのだが、敢えてこのまま置いておく。絵自体も、デフォルメと普通の中間みたいな、なんとも気持ち悪い感じになってしまった。双子に悪いので、院試が終わったら、時間をかけてこのふたりを描き直してみたいと思う。
 
 
 
 
 
 

2013年7月16日火曜日

ローゼンメイデン 第二話

今日、ローゼンメイデンの第二話がMBSで放送された。
今回は、ヤングジャンプ連載版に入り、ジュンが置かれている現状や、雪華綺晶の脅威が説明されるところまでであった。このペースだと、大学生編までがアニメ化するようだ。
それにしても、アニメで改めてこの話を見て、ジュンも斉藤さんも、そして店長さえもが、とてもシビアな現実の中で生きていることに驚いた。大検を取って三流大に進んだジュン、大学には進まず夢を追う斉藤さん、そして、これまた大学には進まず、街の本屋さんを経営する店長。今の御時世、ある程度以下のレベルの大学では卒業しても就職が難しいことはよく知られたことだし、ましてや大検となると条件も悪くなるというものだろう。役者という夢を叶えることが、どれほど難しいことか、想像に難くない。大型書店に圧倒されて潰れていく街の本屋さんたちに哀愁をおぼえることも少なくない世の中になった。誰もが、とても不安定な中に生きている。そこには、ローゼンメイデンの人形たちが織りなす、耽美的な世界観とは程遠い、余りにも巨大で強固な現実が聳えている。
ローゼンメイデンという作品は、一見すると可愛い人形たちが織りなす耽美的で退廃的な世界を描いているようにみえるのだが、その実、人形を取り巻く人々はその絶対的な現実を我々読者へと訴えかけている。

私事になって申し訳ないのだが、ローゼンメイデンがヤングジャンプで連載され始めたとき、つまり2008年の4月という時に、私は絶望の中に居た。勉強しかしないような高校時代を送ってきたのに、大学に全て落ちてしまい、失意の中で浪人生活をスタートしたところだった。ただ、そんななかでも、ローゼンメイデンが始まったことで、少しだけ勇気が出てきたような気がして、またがんばろうと思えたのだ。
結局、大学に受かるまでに、二年かかってしまった。高校時代のように頑張ることが、むしろ失敗に繋がる気がして、何も出来ず、動き出せなかったのだ。それでも、私は戦うしか無かった。そして、決して勝利とは言えないまでも、少なくとも命だけは拾ったような結末、大学への合格がかなった。
そう、私は二浪している。ある程度名前の通った大学には進んだが、殆どジュンと似た状況、ヘタすれば彼よりもかなり不味い状況にあると言える。それでも私が頑張ってこれたのは、ジュンの元に届いたのが蒼星石であったからだ。私が一番好きなドールが、彼のもとに届いたからだ。
なぜPEACH-PIT先生が、ジュンの元へ蒼星石を届けたのかはわからない。いや、それは物語的に都合が良いからにほかならないのだが、しかし、そういう風に物語が進んでいったことには、なにか意味がある気がする。決して社会的に成功していない彼に、大学進学というタイミングでミスをした彼のもとに蒼星石が訪れたというこの展開に、私はとても勇気づけられたのだ。

さて、話は脱線したが、今日のローゼンメイデンは、これからの展開を予感させるお話であったと思う。原作未読の方は、前回の怒涛の展開に対して余りにも動きのない話に驚いているかもしれない。
そして、忘れてはならないのが、提供バックが蒼星石であったという点。主役のジュンでも、今回初登場の斉藤さんでも、この作品の顔とも言うべき真紅でも、一番人気の水銀燈でもない。今回は一切登場していない、蒼星石。ここで彼女の絵を持ってくることを許可したスタッフの方から、ローゼンメイデンという作品への愛を感じた。本当に有難うございます!




今回は、初登場の斉藤さんを描いた。
こんな女子力を魅せつけられては、ジュンなどひとたまりもないだろう。
ところで、この斉藤さん、PEACH-PIT先生が描かれるキャラの中では、かなり頭がデカイのが特徴だと思うが、いかがだろうか?これが、設定年齢の割に幼さが残って可愛らしく見える秘密だと思うのだ。
しかし、絵を描く以上は、もっと人体を描く練習なんかもしないと……人間を描くと、やはりドールを描く時よりも、違和感が顕著になってしまう。

2013年7月9日火曜日

ローゼンメイデン 第一話

今日、ローゼンメイデンの第一話がMBSで放送された。
いろいろと順序が入れ替わった部分もあるが、原作のBIRZ版をダイジェストでまとめながらキャラクター紹介をしていった内容。次回から大学生編、つまり、ヤングジャンプで連載された部分、このアニメの本編とも言うべき部分に入るので、そのための導入といったところだろう。
絵柄が原作向けになっただけでなく、キャラ付けなんかも原作と同じになったことで、旧アニメとはやはりかなり違った印象を受ける。声優さんたちは全て同じなのに、人物たちは皆少しずつ違った印象になっていたのだから、やはり声の演技というものはすごいと思った。
前アニメからの変更といえば、あとはnのフィールドの演出だろう。前は、それぞれのドールが、各々のキャラに合わせた独自の世界を展開していたが、今回は、外の世界と同じ風景の中、空に謎の螺旋が浮かんでいた。原作通りであるが、映像化するととても迫力のあるものになっていた。
あと、蒼星石が紅茶から出てきたところは、格好いいはずなのだが少しシュールだった。こういうところが、この子の可愛いところなのだ。
あと、金糸雀の動きなんかも可愛かった。「もらっちゃった、もらっちゃった」は待望の音声化だが、声がつくと、かなりウザい感じになっていた。これは、真紅達も怒るだろう。
次回からも楽しみだ。

ローゼンメイデンの放送にあわせ、絵を毎週描くことにした。
今回は、真紅だ。やはり、主役といえばこのドールだろう。